植木鉢のサイズについて
植木鉢のサイズを表す単位として、よく「~号(ゴウ)」、「~寸(スン)」が使われます。
あまり聞きなれないサイズ表示ですが、実はとても単純です。
一度覚えると、とても便利な植木鉢のサイズルールについて説明します。
「外寸」 がサイズの基準 !
植木鉢のサイズは通常、「外寸」を基準としています。「外寸」とは、鉢のもっとも幅広な部位の直径です。
通常は左 通常は左 画像 のような上部開口(径)が のような上部開口(径)がもっと幅広な部分。つまり、「外寸 」となります。
「外寸」は、縁の外側までの直径です(右図)。
縁の内側まで直径は「内寸」といいます(左図)。
ただし、肉厚で、「外寸」と「内寸」の差が大きい種類の 植木鉢や蘭鉢などの特殊な形状の植木鉢は「内寸」を基準としている場合もあります。
形状や「外寸・内寸」の違いで、入る土の量も異なりますので、その場合スペックを確認してください。
◆その他、いろいろな植木鉢の「外寸」・「内寸」
サイズの単位「号」、「寸」とは??
上述で説明した植木鉢のサイズの基準となる場所「外寸」ですが、この「外寸」を表す単位があります。それが、「号」と「寸」です。ルールは簡単です。
「号」と「寸」は同じ単位で、1号=1寸=3cmです。
よって、外寸をcm単位で測り、それを「3」で割れば、何号(寸)かがわかります。
左の画像をご覧ください。
それぞれの植木鉢の外寸を号数に換算してみました。
【例】 外寸30cm ÷ 3 = 10号
ただし、上述のように植木鉢には様々な形状があります。
同じ「号数」でも、鉢の中の容量(体積)が大きく異なることがあるので、注意が必要です。
例えば、以下の植木鉢は「号数」は同じでも、中に入る土の量(土容量)・内側の容積はそれぞれ異なります。
6号サイズの植木鉢
10号サイズの植木鉢
如何でしょうか?
同じ号数の植木鉢でも形により、入る土の量(内側の空間)に差が異なります。
よって、植物より大きめの「号数」の植木鉢を用意しても、植物の根張り具合や、鉢の形状によって、 植物と植木鉢が合わないということも出てきます。
植木鉢選びをする際は、植物の根域が入るか、内寸の高さと直径を確認する事がポイントです。
また、植え替えをする植物より1~2号分大きな鉢を選びます。
特に植物の根張りが著しい場合は、鉢のサイズが小さすぎると根詰まりし、
植物が窒息する恐れがあるので、注意してください。